Atlas Runa
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About this story

Atlas Runa adapted the traditional Japanese folktale Old Man with a Lump into Japanese for language learners.

Old Man with a Lump

Old Man with a Lump — watercolor illustration of an old man dancing with three colorful oni beneath lanterns.

こぶとりじいさん

むかし、ある村に、ほおに大きなこぶのあるおじいさんが住んでいました。こぶは重くてじゃまでしたが、おじいさんは明るい人でした。歌とおどりが好きで、仕事をしながらよく歌っていました。となりには、反対のほおにこぶのあるおじいさんが住んでいました。
ある日、明るいおじいさんは山へ木を切りに行きました。仕事のとちゅうで、空が急に暗くなりました。おじいさんは帰れなくなり、大きな木のあなの中にかくれました。
夜になると、山のおくから太この音が聞こえてきました。木のあなから見ると、広い場所にたくさんのおにが集まっていました。おにたちは火をかこみ、酒を飲みながら歌っていました。おじいさんは少しこわかったのですが、楽しそうな音を聞くと体が動きました。
おじいさんは木のあなから出て、おにたちの前でおどり始めました。おにたちは大よろこびし、もっとおどってほしいと言いました。おじいさんも時間をわすれ、朝までいっしょに楽しみました。
日が出る前、おにの親分が「つぎの夜も来てください」と言いました。おじいさんは「はい、来ます」と答えました。親分は「それまで、このこぶをあずかります」と言い、おじいさんのほおのこぶを取りました。おじいさんは、いたくないのでおどろきました。こぶのない顔をさわり、よろこんで山を下りました。
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村へ帰ると、となりのおじいさんが顔を見ておどろきました。明るいおじいさんは、山で起きたことを全部話しました。となりのおじいさんは、自分のこぶもなくしたいと思いました。歌もおどりも好きではありませんでしたが、つぎの夕方、同じ木へ行きました。
夜になると、おにたちはまた火をかこんで集まりました。となりのおじいさんは木のあなから出て、おどり始めました。しかし、足と手がばらばらに動きました。顔も楽しそうではありませんでした。おにたちは、きのうのおどりとちがうと言いました。
親分は腹を立て、「もう帰れ」と大きな声で言いました。そして、きのうあずかったこぶを、となりのおじいさんに返しました。そのこぶを、もともとのこぶがないほうのほおにつけました。となりのおじいさんの顔には、こぶが二つになりました。
となりのおじいさんは、こぶを二つつけて村へ帰りました。明るいおじいさんは何も言わず、あたたかいお茶を出しました。山では、その夜も太この音が聞こえました。

Comprehension Quiz

明るいおじいさんは、何が好きでしたか?

おじいさんは、雨の夜にどこへかくれましたか?

おにの親分は、約束のしるしに何を取りましたか?

となりのおじいさんのこぶは、さいごにいくつになりましたか?

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