ロビン・フッドと黄金の矢
ロビン・フッドは、シャーウッドの森で仲間と暮らすお尋ね者でした。弓がとても上手でしたが、町へ入れば役人に捕まる危険がありました。
ノッティンガムの代官は、どうしてもロビンを捕まえたいと思っていました。そこで、町で弓の大会を開くと発表しました。優勝者には、金の矢を与えると言います。
「ロビンほどの弓の名人なら、この賞を欲しがるだろう。大会に来たところを捕まえよう。」
仲間たちは、その話を聞いて心配しました。
「これは代官のわなだ。行かないほうがいい。」
しかしロビンは笑いました。
「わなだと分かっていても、代官の目の前で勝ってみたい。それに、変装すれば私だとは分からないさ。」
大会の日、ロビンは古い服を着て、顔や手を茶色く汚しました。ぼろを着た旅人のような姿で町へ入り、ほかの射手たちの列に並びました。森の仲間たちも、それぞれ別の姿に変装して、近くで見守りました。
最初の的は近くにありました。多くの射手が矢を当てました。次の的はもっと遠く、その次の的はさらに遠くなりました。参加者は一人ずつ減っていきましたが、変装したロビンの矢は、いつも的の中心近くに刺さりました。
最後に残ったのは、ロビンともう一人の強い射手でした。風が急に吹き、もう一人の矢は少し横へ流れました。
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ロビンは風が弱くなる瞬間を待ちました。そして弓を引き、矢を放ちました。矢はまっすぐ飛び、的の中心に刺さりました。
見物人は大きな声で喜びました。代官は不機嫌な顔でしたが、約束を破ることはできません。彼は変装したロビンに金の矢を渡しました。
「名は何という。私の部下にならないか。」
「私は自由な旅人です。だれの部下にもなりません。」
そう答えると、ロビンは金の矢を受け取り、人ごみの中へ入りました。代官は兵士たちに、あの旅人を見張れと命じました。しかし、ロビンの仲間たちが人々の間に道を作り、彼を町の門まで助けました。
ロビンたちは走って森へ逃げました。兵士が追ってきたときには、もう木々の奥に消えていました。
その夜、仲間たちは火を囲みました。ロビンは金の矢を見せて言いました。
「代官は私を捕まえるために大会を開いた。だが、私たちは賞を取り、全員無事に帰ってきた。」
仲間たちは笑いました。代官のわなは失敗し、金の矢だけがシャーウッドの森に残りました。
Comprehension Quiz
Why did the sheriff hold the archery contest?
How did Robin enter the contest safely?
How did Robin escape after winning?


