Atlas Runa
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Beginner Japanese Stories

きんぱつちゃんとさんびきのくま

もりのまんなかに、ちいさいきのいえがあります。そのいえにさんびきのくまがすんでいます。おとうさんくまは大きいです。おかあさんくまはふつうのおおきさです。こぐまは小さくて、きょうみしんしんです。まいあさ、おかあさんくまが三つのおわんにたべものをつくります。おおきい、ふつう、ちいさい。
あるひ、たべものがとてもあついです。 「いまはたべられない。」とおとうさんくまはいいます。「もりをすこしさんぽしよう。かえってきたら、たべものはそんなにあつくない。」
さんびきがでます。ドアをしめていますが、かぎはかけません。もりはすずしいです。きのあいだをあるき、かわをみ、あさのはなしをします。
そのあいだ、きんぱつという女の子がひとりでちかくをあるきます。きんいろのまきげがあります。きのあいだにきのいえをみます。 「なんてきれいないえ!」といいます。「だれかいえにいる?」
ドアをたたきます。だれもこたえません。すこしおします。ドアがあきます。きんぱつは気をつけてはいります。
中にテーブルがあります。テーブルのうえに三つのおわんのたべものがあります。いいにおいです。きんぱつはおなかがすいています。 「ちょっとだけ。」とおもいます。
おとうさんくまのおおきなおわんをためします。 「あつ!とてもあつい。」
おかあさんくまのまんなかのおわんをためします。 「うーん!とてもつめたい。」
こぐまのちいさいおわんをためします。 「これはいい。あつくもつめたくもない。」
ちいさいおわんをぜんぶたべます。それからすわります。へやに三つのいすがあります。おおきいいすにすわります。 「かたすぎる。」といいます。
まんなかのいすにすわります。 「やわらかすぎる。」
ちいさいいすにすわります。 「このいすはちょうどいい……」でもちいさいいすが、かちゃとわれます。きんぱつがゆかに落ちます。すこしこすって、かいだんをみます。
「うえにベッドがあるはず。」とつぶやきます。
あがります。しんしつに三つのベッドがあります。おおきいベッドにねます。 「かたすぎる。」
まんなかのベッドにねます。 「やわらかすぎる。」
ちいさいベッドにねます。 「このベッドはいい。」
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めをとじます。一分でふかくねむります。はなやもりのみちのゆめをみます。
しばらくして、さんびきのくまがかえります。おとうさんくまがドアをあけ、くうきをかぎます。 「だれかがうちにいる。」といいます。
テーブルにちかづきます。おとうさんくまがじぶんのおわんをみます。 「だれかがぼくのたべものをためした!」
おかあさんくまがじぶんのをみます。 「だれかがわたしのたべものもためした!」
こぐまがからのおわんをみて、かなしいこえでいいます。 「だれかがぼくのたべものをためして……ぜんぶたべた!」
それからいすのところへいきます。おとうさんくまがおおきいいすにふれます。 「だれかがぼくのいすにすわった。」
おかあさんくまがまんなかのいすをみます。 「だれかがわたしのいすにもすわった。」
こぐまがわれたいすをみて、ほとんどなきそうです。 「だれかがぼくのいすにすわって、こわした!」
ゆっくりかいだんをあがります。おとうさんくまがすこしみだれたおおきいベッドをみます。 「だれかがぼくのベッドにねた。」
おかあさんくまがまんなかのベッドをみます。 「だれかがわたしのベッドにもねた。」
こぐまちいさいベッドにちかづき、さけびます。 「だれかがぼくのベッドにねて……まだいる!」
きんぱつがめをあけます。さんびきのくまがみえます。とてもこわいです。ベッドからとび、かいだんをはしりおり、テーブルをとおり、ドアからでます。きのあいだをはしり、ふりむきません。
さんびきはいえにのこります。おとうさんくまがより気をつけてドアをしめます。おかあさんくまがちいさいおわんにもうすこしたべものをつくります。こぐまがわれたいすのかけらをひろいます。
そとでは、もりがまたやさしいおとにもどります。とり、かぜ、は。きんぱつはしっているみちまではしり、もりのあいたいえにはもうはいりません。中ではさんびきがすわります。こぐまはとりあえずクッションに。たべものが、あつくもつめたくもなく、ちょうどいいときまたたべます。

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